初心者がECサイトのアクセスを「すぐに」増やす5つの方法

ECサイトを作ってみたものの、思ったようにアクセス数を増やすことができずに困っているのはでないでしょうか?ECサイトのアクセス数を増やすには、広告が最もカンタンですが費用をかけると小規模事業者では赤字になってしまいます。

そこで、本日はなるべく広告運用費用を使わずにアクセス数を集めることのできる5つの方法を解説します。特にGoogle無料リスティングは無料で行える広告なのですぐにでも実施するべきです。

本日はforUSERES株式会社でコンサルを行っている筆者がECサイトのアクセス数を増やす方法解説いたします。

費用をかけずに、なるべく「早く・安く」アクセス数を増やす5つの方法

本日は、広告やブログによる本格的なSEO施策などではなく、費用や労力を使わずにすぐにアクセス数を増やすことのできる5つの方法を紹介いたします。これらの方法ではアクセス数が2~3倍という飛躍的な伸びにはつながりづらいですが、10%~30%アップすることは可能です。

方法① 商品説明文で実施するSEO施策
方法② Google無料リスティングに登録する
方法③ Amazonや楽天市場で在庫切れの人気商品を仕入れる
方法④ 海外のユーザーにECサイトに来てもらう
方法⑤ SNSアカウントを購入する

それでは、ひとつずつ解説してまいります。。

方法① 商品説明文で実施するSEO施策

商品説明文が数行だけの文章だけであったり、あるいは仕入先の資料をコピペしただけの内容になっていませんか?

テキストの情報量が少ないとSEO検索されづらいので、検索エンジンからの流入があまりありません。そのため、商品説明文のテコ入れが最もカンタンで成果の出やすいアクセス数を増やすための施策となります。

商品名の複合キーワードで「お悩みキーワード」を探す

まず狙うべきSEOキーワードは「商品名 ○○」という複合キーワードです。

例えば、実際にある商品名ですが「keynice usb扇風機」という商品をECサイトで扱っていたとします。この商品名に関する複合キーワードの一覧を出しましょう。

「ラッコキーワード」という無料のサジェストキーワード抽出ツールを使って複合キーワードを抽出します。そうすると、以下のように無数の複合キーワードが抽出され、一覧として確認することができます。

◆サジェストキーワードを出力するラッコキーワード

サジェストキーワード

 

ラッコキーワード

その中で、ユーザーが「悩んでいそうなキーワード」を探します。ここでは「分解」というキーワードに注目します。なぜなら扇風機なので、分解して掃除がしたいというニーズがあるためです。

そこで、商品ページには「keynice usb扇風機」の分解についての説明文を丁寧に書きます。もし分解ができるなら、ステップ化して箇条書きで説明するのも良いでしょう。また分解ができないなら、「分解が不可能」であることを説明して、どの程度掃除ができるのかを説明する文章を作りましょう。

以下が例文です。以下を参考に、最低でもこれくらいの文字量を書くように意識してください。

◆分解が可能な時の例文

■ keynice USB扇風機の分解掃除について

keynice usb扇風機は、扇風機の前カバーを反時計周りに回すと、前カバーが外れますのでカンタンに羽を取り出すことができ分解掃除することができるように設計されております。分解したパーツは水洗いをし、しっかり乾燥させた上で再度組み立ててください。

扇風機のシーズン終了時に分解掃除を行ってから、袋に入れて保存することで長期的に使用することができます。また、水洗いする際は、必ず分解してから行うようにしてください。機械部分に水が接触すると故障の原因になります。

このような形で商品説明文を丁寧に書いていきます。以下に、具体的に商品説明文を3つのポイントにまとめてみました。

商品説明文の3つのポイント

上記の扇風機の例文をもとに解説しますが、以下の3つのポイントがあります。

① 見出しを置く
② PCの画面で3行書いたら空白行を儲ける
③ 重要なところは太字や文字色を使う

こうすることで、説明文が読みやすくなり、ユーザーからもGoogleからも認識されやすくなります。せっかくSEOで上位になっても、わかりづらい文章では購入にいたらないので、この3点だけでもしっかり意識してください。

SEOを意識して、このような「お悩みキーワード」を商品説明文に2~3個入れてみる

このように、少しだけ手間はかかりますが、商品名に関する「お悩みキーワード」を2~3個程度入れて書くようにしてみましょう。SEOはすぐに効果が出るものではありませんが、2~3ヵ月後にはこれらのキーワードからアクセス数が増えるようになるはずです。

方法② Googleショッピング広告の無料リスティング枠に登録する

実は、Googleのショッピングタブに無料でリスティング広告を掲載するサービスがあります。

◆Googleショッピング広告

Googleショッピング広告

知らない方が多いのですが、広告費を使わないでもGoogleショッピング広告の無料リスティング枠に登録して、広告のような形で露出することができます。詳しいやり方は、私の記事よりも下記の Google Merchant Center のサポートページにまとまってますので、下記をご覧ください。

 Google Merchant Center :Google に商品を無料で表示する

無料リスティングの注意点は、審査があることです。例えば商品写真に文字が入っていたりすると、審査で落とされることがあります。また禁止されている商品なども扱うことはできません。

無料リスティングの露出量ですが、残念ながらそこまで多いアクセス数とは言えません。筆者の知るところですと、誰もが知る大手のブランドが無料リスティングを1ヶ月間使ったところ、アクセス数は1,000程度でした。ただし大手企業なので商品数が相当あります。

ですから、小規模事業者が無料リスティングを実施した場合は、商品数にもよりますが月間100~1,000アクセス程度と見ておきましょう。ちなみにGoogle無料リスティングの良いところは、大手も小規模事業者も平等に広告出稿される点にあり、登録商品点数のみで違いが出るようになります。

方法③ Amazonや楽天市場で在庫切れの人気商品を仕入れる

この方法はリサーチが必要となりますが、Amazonや楽天市場をチェックして、自社に関連する商品カテゴリーにおいて、在庫切れになるほどの人気商品を探し出します。そこで、もし在庫切れの商品を見つけたのなら、その商品を仕入れて商品を販売することが必勝法となります

もちろん、人気商品なので仕入れること自体が至難の業ですが、なんとか仕入れることできたなら、方法①の要素も入れながら、しっかり作り込んだ商品ページを作りましょう。もし、在庫切れになるような人気商品であれば、多くのユーザーが検索エンジンであなたの商品を見つけます。すると、以下の3つのメリットが生じます。

メリット① 検索エンジン経由で自社サイトへの流入が増える

Amazonや楽天市場でも在庫切れで手に入らない商品が、もしあなたのサイトにあればユーザーが検索エンジンで必ずあなたのサイトを見つけ出します。そうすると、購入しないユーザーも含めて、ユーザーがあなたのサイトを初めて認知するキッカケとなり、他の商品にも目を向けてくれる可能性が出てきます。

メリット② 購入してくれたユーザーはリピーターになる可能性も

人気商品を買ってくれたユーザーには「一度買い物ができた」という購入体験が残ります。会員登録してくれれば、繰り返し購入してくれるリピーターとなる可能性があるのです。このように初回購入を成功させることはECサイトを成功させるための一つのポイントなのです。

メリット③ 在庫切れになってもアクセス数がある

人気商品なので、多くは仕入れることができないでしょう。あなたのサイトでAmazonや楽天市場で品切れになるような商品を販売できたとしても、同様にすぐに品切れになるはずです。しかし、商品ページがあればそこにやってくるユーザーもおり、しかも一度訪れたユーザーは、他に魅力的な商品があれば再度訪問してくれる可能性があります。

 

このように、人気商品を仕入れることはアクセス数を増やすことにつながるのです。仕入れ値も高いはずですが、ユーザーを増やすためには、黒字幅を少なくしてでも仕入れることも作戦の一つとなります。

方法④ 海外のユーザーにECサイトに来てもらう

日本語のECサイトだと、当然ですがマーケットは日本国内だけになります。もし、あなたが扱う商品が日本にしかないものであれば、英語表記や中国語表記などの多言語に対応することで、海外のユーザーもECサイトに訪れてアクセス数を増やすことができます。つまり越境ECへのチャレンジです。

しかし、越境ECを行うには3つの壁が存在します。

◆越境ECを行う3つの壁

言語の壁
決済の壁
配送の壁

まず、言語に関してですが、プロに翻訳してもらうのが一番ですが、Google翻訳などを利用した簡易的な翻訳でも意味が通じるはずです。自分で多言語対応するときは、なるべく箇条書きを使ってシンプルに意味が通りやすいようにしましょう。

決済に関しては、クレジットカード決済と一緒にPayPalを用意しましょう。大手のASPサービスのECシステムを使っているのなら、決済に関しても「越境ECオプション」があるので、一度ECシステムの担当者に問い合わせてみると良いでしょう。

最後に配送に関してですが、日本郵便にはEMSなど海外向けのサービスが多数提供されているので、それを利用しましょう。

EMS(日本郵便株式会社)

ただし、越境ECはユーザーが外国人になるので、コミュニケーションミスによるトラブルが発生することもあるので、リスクが大きくなります。そういったトラブルは小規模事業者だと対応が難しい面もありますが、実は越境ECを全て代行してくれるサービスがあります。

それが転送サービスです。導入する際は自社のECサイトに数行のHTMLを設定するだけで、海外ユーザーがECサイトに訪れたらポップアップ画面を表示して、外国人の買い物を代行するサービスです。

EC事業者は、買い物を代行会社の倉庫に商品を発送するだけで、あとは全て代行業者(転送サービス)が引き受けてくれるので、手数料はかかりますがトラブルのリスクがゼロになるのです。

転送コム

方法⑤ SNSアカウントを購入する

SNSによる集客は、特にアパレルECなどを運営している場合は、非常に有力な集客チャネルとなります。しかし、SNSはフォロワーが最低でも数千人はいないと、ECサイトのアクセス数を増やす効果はありません。そしてSNSのフォロワーを増やすのは非常に大変です。

筆者も趣味でシュノーケリングのTwitter(現:X)アカウントとFacebookアカウントを持っていますが、7年間の運用実績でそれぞれ数千人のフォロワーしかおりません。ですから、今からECサイトでSNSを開設してもすぐにフォロワーが増えるものではありません。

しかし、SNSフォロワーをすぐに数万人単位で持つことができます。それが「SNSアカウントの購入」です。実はSNSアカウントは販売もされております。下記の販売サイトをご覧ください。

ラッコM&A

SNSだと、主に販売されているのはInstagramアカウントですが、フォロワー5,000~1万人のInstagramアカウントなら、うまくいけば20万~60万円で購入できるアカウントがあります。安くはありませんが、集客チャネルと考えれば小規模事業者でも手の届く範囲です。1,000~5,000名くらいのアカウントであれば、もっと安く購入できるでしょう。

購入前だとアカウント名がわかりませんが、交渉手続きを申し込むと実際のアカウントが見れるので、アカウントを確認してから判断してみましょう。アカウントを検討する際に気を付ける点は以下の3つです。

◆SNSアカウントの検討ポイント

・自分のジャンルあること
・投稿に対しての反応があること
・自分達でも運用できるか?

まず、いくらフォロワーが多くて安くても、自分のECサイトと関係のない分野であれば意味がありません。必ず、自分のECサイトとターゲット層がほぼ同じアカウントを選んでください。また、過去の投稿を見て、フォロワーが多くても反応しているユーザーが少なければ要注意です。

なぜなら、その場合「フォロワーを購入している」可能性があります。フォロワーを買っているアカウントは反応率が悪くなるからです。そのようなアカウントでは、自社への集客も難しくなります。

そして、SNSアカウントを購入したからといって、SNS運営をしなくては意味がありませんし、宣伝ばかりのアカウントでは誰もECサイトに訪れてくれません。そのアカウントを購入してから、自分達で運用できるのか?という点を意識してください。購入後に運用できなければ、完全に無駄な買い物となるからです。

まとめ

本日は、小規模EC事業者でも、すぐに安く実施できるアクセス数を増やす施策を紹介しました。まずは、これらの中でも取り組みが可能でありそうな施策を実施して、アクセス数を増やしてみてください。

そして、商品を購入してくれたユーザーに対しては、手書きのメッセージカードを同梱したり、クーポン券を発行するなどして繰り返し購入を促し、リピート施策を実施します。なぜならECの売上を安定させるのはリピート施策だからです。

あなたのECのアクセス数が少しでも増えることをお祈りいたします。

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