
Eストアーショップサーブを使って、ネットショップ運営をしようか?あるいはBASEやSTORESからステップアップのためにEストアーの導入を検討しているのではないでしょうか?
ECプラットフォームとしては、Eストアーショップサーブ以外にもフィーチャーショップやMakeShop、Shopifyなどのプラットフォームがありますが、Eストアーはその中でも、カスタマーサポートに優れているプラットフォームと言えます。なぜなら、カスタマーサポートは「専任性」であるため、いつも同じ人を頼ることができるので、非常に安心です。
つまり、
「ITが苦手だ・・」
「ECはわからないことが多いから、サポートを受けたい」
と思っている方にEストアーショップサーブは最高のECプラットフォームと言えます。逆に、ITやECの知識が豊富で、ご自身でどんどん進めたい方には、Shopifyの方が向いていると言えます。
本日は、forUSERS株式会社でECサイトのコンサルを実施している筆者が、Eストアーショップサーブについて、筆者の評判と考察を解説いたします。
ショップサーブの価格は高めだが「サポートが厚い」から初心者向けのECプラットフォーム!
まず、公式サイトで掲載されている価格表は下記のとおりです。3つのプランがあり、顧客レコード数によりプランが変わる仕様ですが、ほとんどの方が「プラン4S」を利用することになるはずです。
プラン4S | プラン4G | プラン4P | |
初期費用 |
30,000円 |
||
利用料(月額&年額) ※年額の方が安い |
月額:25,000円 |
月額:65,000円 |
月額:145,000円 |
顧客レコード数 |
50,000 |
500,000 |
1,000,000 ※追加可能(相談) |
引用先:ショップサーブの料金ページ
ショップサーブだけを見ても、価格感が良くわからないと思いますので、大手ECプラットフォームの価格比較表を以下に紹介します。
◆ECプラットフォーム各社との初期・月額費用の比較表
この一覧を見ると、初期費用はEストアーショップサーブは3万円であり、フィーチャーショップのオムニチャネル対応プランを除外すると、最も高額であり、月額費用も、Eストアーの最も安いプランの「プラン4S」も、ライバルのMakeShopやフィーチャーショップと比べると高額です。
そして、Shopifyは中規模ECプラットフォームの価格帯では、ベーシックプランとしては3650円で、最も安くなっております。
しかし、筆者もShopifyを利用したことがあるので、わかるのですが、Shopifyで何かやろうとすると、アプリのダウンロードが必要となり、それらも都度費用が課金されるため、実際にECサイトを構築すると、費用が高くなりがちです。
また、Shopifyは海外製でもあることから、サポートはメールが基本となります。そのため、必然的にご自身で、Shopifyの情報をインターネットで探して、対応することが求められます、それに対して、フィーチャーショップは電話サポートで、しっかり責任をもってサポートしてもらえるので、そのあたりの加味して、ECプラットフォーム選びを検討する必要があります。
ショップサーブの最大のメリットは「サポートが厚い」こと!その秘密はEストアーのビジネスモデルにあり!
先に解説した通り、ショップサーブの費用はMakeShopやフィーチャーショップと比べると若干高めですが、その分、ECプラットフォーム業界では最も手厚いサポートが魅力です。なぜなら、サポートは「担当者制」となっているため、より厚く、積極的なサポートが受けられるからです。
サポートの範囲は、ショップサーブの使い方にとどまらず、売上を増やすためのアドバンスなどが受けられるので、これからECサイトを始める事業者や、今のECプラットフォームのサポートに不満がある方には強くおすすめします。
そして、Eストアーがサポートに強い理由は、「Eストアーのビジネスモデル」にあります。通常の「ECプラットフォーム」は「決済代行会社」が別になっております。例えば、MakeShopの場合は、決済代行会社は「MakeShopペイメント」などの別会社が担当します。そのため決済手数料は、ECプラットフォーム(この場合MakeShopに)売上に入ってきません。
しかし、Eストアーの場合は、決済代行会社もEストアーが主体であるため、ショップの売上を高めると、決済手数料がEストアーに入ってくるので、Eストアー側のカスタマーサポートは、ショップの売上を上げればあげるほど、Eストアーの収益につながります。
つまり、EストアーはECの運営費だけでなく、決済手数料も生業としているため、ショップオーナーとEストアー双方がWinWinの関係を築いていけるのです。そのため、カスタマーサポートも必然的に厚くなりやすいのです。
その証拠に、ITreviewという以下のサイトで、Eストアーの評判を見てみると、117件というレビュー数もさることながら、星4.2(2025年2月6日時点)という高い評価を得ているのです。
これらも全て、Eストアーのカスタマーサポートの評価されていることにつながるのです。それでは、次にショップサーブの機能を解説してまいります。
ショップサーブの「12の特別」な機能についてプロの解説
まず、ショップサーブが特に優れいている点は、以下のショップサーブのカタログでも解説されておりますが、ここでは、筆者がEC業界の経験をもとに深堀して解説します。
ちなみに以下のカタログは、個人情報の入力無しで、誰でも閲覧できるので、ショップサーブを検討している場合は必ず事前ダウンロードしておきましょう。
公式ページ:ショップサーブのカタログ
それでは、ひとつずつ解説していまいります。
機能①顧客データを抜き出しに対応
例えば、STORESでは、データの抜き出しに対応していないことがあり、顧客データを抜き出して利活用することができませんが、ショップサーブであれば、顧客データや受注データを抜き出すことができます。
このデータを活用すれば、他のマーケティングツールに使ったり、ダイレクトメールを発行する際の宛先として利用することもできます。
このようなデータ抜き出し機能を可能にすると、他のECシステムに移行しやすくなるので、ベンダーとしては実装を避けたい機能ですが、ショップサーブは、ECオーナーファーストの観点から、データエキスポート機能があり大変便利です。
機能②自社にあわせたカスタマイズが「ある程度」できる
ECサイト運営で、年商が1億円を超え、1日の注文数が100件を超えるようになると、受発注処理におけるヒューマンエラーがどうしても防げなくなってきます。そこで検討されるのが、カスタマイズやシステム間連携ですが、多くのSaaS(ASP等)で提供されているECプラットフォームは対応していません。
しかし、ショップサーブでは、専門のSIパートナーに依頼することでカスタマイズが可能です。
また、ASPを介して、他のシステムと自動連携することができます。ただし、その場合は、相手先のシステムがAPI-Outの口を用意しいないといけません。この連携が可能になることで、今まで手動で行っていた処理の一部を自動化することで、ヒューマンエラーを減らすことができるようになります。
ただし、気を付けたいのが、やはりフルカスタマイズできる、ecbeingやebisumartなどのようなECパッケージのように自由にカスタマイズはできないので、大幅にECシステムを自社専用にフルカスタマイズする場合は、ECパッケージに依頼すべきでしょう。
機能③デザインの自由度が高い
ECプラットフォームを導入する際に、デザインの自由度は重要です。ひと昔前のEストアーで用意されいたデザインテンプレートの評判はあまり良くなかったのですが、昨今アップデートされた、レスポンシブ対応のテンプレートは、PCもSPも一括で管理ができ、非常に評判が良いものです。
また、Instagramと連携して、ECサイトのTOPページにInstagram画像を設置するなどの外部連携もある程度可能です。このような機能は、アパレルや雑貨などの世界観を演出したい事業者には必要な機能と言えます。ただし、このような機能を使う場合は、CSSやHTMLの知識が必要となるため、ITリテラシーが求められます。
同じく、ECプラットフォームの「フィーチャーショップ」も優れたテンプレートを用意し、自由度が高く評判でしたが、Eストアー各社もキャッチアップして、自由度を高めてきた印象を受けます。
機能④商品詰め合わせ機能(アソート機能)
アソート機能とは、例えば、売れ残りの商品を詰め合わせて、一つの商品として販売することができます。
しかし、詰め合わせ商品が売れた場合は、在庫処理を個別に行う必要があります。そのため、アソート機能が実装されていれば、詰め合わせた商品が売れた場合、それぞれに在庫の引き当てを実施してくれるので、EC担当者は、管理画面から在庫管理のことを考えずに、詰め合わせ商品を作るだけで良いのです。在庫一掃整理を行いたい場合に役立つ機能と言えます。
このような機能は、筆者の知る限りですが、ライバルのMakeShopやフィーチャーショップには対応しておらず、Shopifyを除くとショップサーブ独自の便利な機能です。
機能⑤売上アップのための自動メール送信機能がすごい!
単に、ECサイトの基本機能だけでなく、「儲ける」ためのマーケティング機能が豊富に実装されています。例えば、以下のような機能が実装されています。
◆売上をあげるための自動メール送信機能
・セグメントメール
・初回購入後に、2回目の販売を促すメールを自動送付
・ポイント残高とポイント有効期限のお知らせ自動メール
・かご落ちメール
・バースデーメール送付
このような売上をあげるための機能が実装されているため、一度設定するだけで、あとは自動でメール送信してくれます。このような機能はCRM施策ともよばれて、ショップサーブは非常に機能が豊富であり、他のECツールを導入しなくても、基本的なCRM機能が実装されているのです。
機能⑥基本的な定期販売・頒布会の機能が実装されている
定期販売や頒布会を行いたい事業者は、ショップサーブでも実施することが可能で、定期販売や頒布会を行うための基本的な機能が実装されています。しかし、初期費用5,000円と月々の利用料5,000が別途必要となります。
しかし、たまごリピートのような、周期を変則的にしたり、あるいは定期販売に特化した、F2、F3毎のリピート率をトラッキングするような管理画面はないので、そもそも定期販売だけをおこないたい場合は、たまごリピートやecforceの方が向いています。
しかし、通常の総合ECサイトと一緒に、定期販売を少しだけ行う場合などは、ショップサーブがおすすめです。
機能⑦「レビュー機能」が豊富!
ECサイトの売上を左右するのが、商品レビューです。そのため商品レビューをたくさん収集する必要がありますが、ショップサーブには、購入者に対して、フォローメールを自動で送信したり、あるいは通常のメールにレビュー収集用のURLを貼り付けることで、商品レビューを増やしやすい機能があります。
さらに、ショップサーブがすぐれているのでは、それらのレビューを「お客様の声」として、メニューやフッターに追加することができるた、良い口コミが溜まったときは、ECサイト全体でアピールすることができるのです。
さらに消費レビュー集めを強化するために、レビューを書いてくれたユーザーにポイントをユーザーに付与することもできるので、レビュー施策を加速させることができます。
ちなみに、Google(詳細は以下リンクにて)も今後は、検索結果に「レビュー」の露出を高めていくと表明していくことから、レビュー集めがSEO施策ともなるので、このような機能は集客に非常に役に立ちます。
参考情報:フォーラムの投稿を簡単に探せるDiscussions and forumsをGoogleが導入 #SearchOn
機能⑧大量注文を一括処理できる!
例えば、テレビCMなどの急激に注文数が増える場合、1件1件処理していたのでは、膨大な時間がかかり、さらにヒューマンエラーも発生しやすくなります。しかし、一括処理機能を使えば、受注台帳から、注文の処理ステータスを一括で変更することができるため、大量注文が発生した場合は、大変便利な機能です。
SNSやテレビで扱われたりすると、普段は日に数件の注文処理なのに、いきなり100件以上の注文になると焦りますが、このような事態になってもショップサーブなら安心して対応することができるのです。
機能⑨シークレット販売に対応!
シークレット販売とは、例えば会員限定向けセールを実施することです。そのためのシークレット販売ページを作成し、会員メールで、限定シークレットセールを訴求することができます。ページには、会員認証があるため、会員しか入ることができません。
ECサイトは会員登録をさせるものの、なかなか会員限定の取り組みを行っている事業者はすくないのですが、このような取り組みを行うことで、ロイヤリティを高めることにつながります。
また、ECサイトのトップページや、サイドバナーに「会員限定セールを実施中」などのバナーを設置することで、新規会員を増やす施策としても有効です。
機能⑩プレゼント商品機能で、売上を高める!
ショップサーブには、プレゼント商品機能が実装されており、例えば、「1万円以上購入の方にボールペンプレゼント」とすると、カート合計が1万円を超えると、自動的に登録している0円のボールペンもカートに含まれる機能があります。
つまり、事前にプレゼント商品が、条件を満たすと自動的にカートに追加されるので、一度キャンペーンを設定すれば、運営不可をさげつつ、プレゼントキャンペーンを実施することができるのです。
このようなキャンペーンを開くことで、カート離脱を下げて、新規顧客の取り込みもしやすくなるのです。
機能⑪領収書の印刷や発行もカンタン!
例えば、法人のお客さんにおいては、領収書の発行をもとめられる場合がありますが、そのようなケースにおいても、ショップサーブであれば、管理画面からカンタンに出力することができます。
せっかくこのような機能があるのですから、ECサイトの商品ページに「領収書の発行可能」という文言があれば、カートで躊躇している法人客が、利用してくれるようになるので、単に発行するだけではなく、文言で法人客に上手く訴求してみましょう。
機能⑫RPAが利用しやすい管理画面
ECサイト業務を少しでも運用不可を下げるために、RPAを導入するケースがありますが、最新のUIを採用すると、RPAが導入しづらいケースがあります。
しかし、ショップサーブではあえてオーソドックスな管理画面にすることで、RPAの導入しやすくしております。そのため、ショップサーブは、DX化しやすいプラットフォームの側面もあるのです。
決済に関しては「ほぼ全てが揃っている」
Eストアーショップサーブでは、指定されている決済を利用するだけで、下記の決済方法に全て対応することができます。※一部は別途申込は必要となります。
◆決済方法
・クレジットカード決済
・コンビニ決済
・Amazon Pay
・楽天ペイ
・PayPay
・d払い
・au PAY
・paidy
そのため、ユーザーが、自分の使いたい決済方法がなく、カートで離脱することを極力ふせぐことができます。また、paidy(ペイディ)も標準装備されているため、以下のような分割払いにも対応することができ、高額商品でも分割払いを訴求して、購入率を高めることができるのです。
以下の青い枠をご覧ください。このように分割払いの場合の価格まで出てくるのです。
◆分割払いのウィジェットが商品ページに出てくる
画像引用先:SHOPLIST
このようの便利なペイディ決済※も、ショップサーブで利用することができるのです。※申込は別途必要。
MakeShopや、Shopifyなどは自分で決済代行会社を選ぶ必要があるのですが、Eストアーの場合は、決済代行会社を選ぶ必要がないので、特にEC初心者は、迷わず豊富な決済を利用することができるのです。
ドメインやメアドの管理もしてくれる!
ECサイトが全くの初めてという場合は、ドメインの管理や、ECサイトで使うメールアドレスをどうすれば良いのか、検討もつかないという方が多いと思います。
しかし、ショップサーブであれあ、ドメインもメアドも管理でき、またわからないことは、専門のサポートに聞けるので、ITが苦手な方は、とりあえずEストアーを契約すれば非常に安心して取り組めるのです。
追加オプションを使わず、ほぼ標準機能でなんでもできる!
ショップサーブの場合は、標準機能で使える機能の範囲が広いため、他のECプラットフォームのように追加オプションが不要である点です。
この点で反対なのは「Shopify」です。Shopifyのベーシックプランは3,650円で、ものすごく安く見えますが、実際には、ショップサーブの標準機能であるセグメントメールでの休眠顧客の呼び起こしなどは、別途有料アプリが必要ですし、無料アプリの場合も機能が限定されている場合が多いのです。そのためShopifyでは気が付けば数万円の月額費用となるのです。
そのため、月額費用は少し高めですが、追加での費用が発生しない点を考えると、キャッシュフローの計算が立ちやすいECプラットフォームとも言えます。
Eストアーショップサーブのまとめ
筆者の見解ですが、ITが苦手な事業者は、専任のカスタマーサポートがあるので、Eストアーショップサーブは特におすすめします。しかし、逆にITやECの知識が豊富な場合は、Shopifyの方が向いていると思います。
ただし、筆者はフィーチャーショップも強くお勧めします。なぜならフィーチャーショップは、アパレル事業者の間で一番評判の良いプラットフォームだからです。その理由は、徹底的にUIにこだわっており、ユーザーが購入しやすいテンプレートなどを多数用意している点、それと冠画面のUIも良いため、フィーチャーショップは筆者の中で一番おすすめです。
もし、フィーチャーショップに興味がある方は、下記より資料請求ができるので、ショップサーブとともに検討してみましょう。
また、ECサイトに基幹システムや独自のカスタマイズが必要な場合や、あるいはBtoBのカスタマイズECサイトを構築したい場合は、フルカスタマイズ可能な中大規模用のSaaSのECプラットフォームの「EBISUMART(エビスマート)」がおススメです。下記のリンクより資料請求をしてみてください。