プログラマー志望動機eycatch

「未経験だけどプログラマーになりたい!」
「Pythonを使った仕事をしたい!」
「営業だけどプログラマーとして働いてみたい!」

といった理由から、プログラマーの志望動機を考えてはいませんか?まずは面接までたどり着かなければスタートラインにも立てませんし、そのために職務経歴書に強いアピールをするための志望動機が必要となります。志望動機は書きなれていなければ、企業担当者に胸に刺さるような印象深いものを書くのは大変なことです。

しかし、安心してください。

この記事では社会人未経験の方から、営業などの他業種からの転職まで、企業担当者が思わず会いたくなる志望動機のテンプレートを5つ紹介しますので、是非あなたの職務経歴書や、面談での受け答えに活かしてみてください。

本日はforUSERS株式会社の代表の筆者が、過去にプログラマーやだった経験を活かして、プログラマーになるための志望動機のテンプレートを紹介いたします。

志望動機テンプレート5選

一般的なシチュエーションのほか、主婦からプログラマーを目指すなど極端なシチュエーションも想定して志望動機を考えてみましたので、ご自身の状況に近いモノを選んでみましょう。

◆志望動機テンプレート5選

① 社会人未経験からのプログラマーを目指す志望動機
② 営業からプログラマーを目指す志望動機
③ 経理からプログラマーを目指す志望動機
④ アパレルショップの店員からプログラマーを目指す志望動機
⑤ 主婦からプログラマーを目指す志望動機

① 社会人未経験からのプログラマーを目指す志望動機

ひと昔前は、社会人未経験からのプログラマー転職は大変でした。しかし、現在はIT業界も人手不足のため、やる気とポテンシャルが感じられれば不可能ではありません。ここでは、未経験の方がECサイトのツールを開発している企業への応募するというシチュエーションを考えてみました。

◆ECサイトのツールを開発している企業への志望動機

貴社への志望動機は、非常にユニークなツールを開発していると思った点です。

私は日ごろからネットショッピングが大好きで、Amazonや楽天市場だけではなく、ユニクロやニトリなど多くのECサイトを利用しております。貴社の募集要項を見た時に「WEB接客ツールの開発」という文言を見て、さっそく貴社の事例である○○商事のECサイトにアクセスして、貴社ツールと思われるチャットボックスを見つけました。

そこでは、チャットボックスは利用されやすいように“赤い未開封の丸”を表示させたりするなど、大手のネットショップでも見たことがない表示があり、ECサイト事業者のために面白い開発をしていると思いました。

しかし、チャットボックスが少し入力しづらいとも思いました。日ごろから数々のECサイトを利用しているため、未経験ではありますがユーザー視点を持つ私ならば即戦力になれる部分もあると思い、この度応募にいたりました。

この志望動機のポイントは、未経験であるからといって、それは開発経験だけであり、EC業界においては利用者の視点から深い造形があることをアピールしております。

もし、目指したい業界があるなら、そこのサービスを徹底的に利用してみるべきです。なぜならプログラマーは要件には忠実に開発しますが、ユーザー視点に欠けているケースも度々あるので、このような観点は必ず面接官の胸を打つでしょう。

② 営業からプログラマーを目指す志望動機

筆者も、かつて営業職をたった2ヵ月で辞めてプログラマーに転職した経験があります。その時は、以下のように人間性と真面目さをアピールしましたので、参考にしてみてください。ここでは営業職の方が大手Sier系の下請けIT企業への応募するというシチュエーションで考えてみました。

◆大手Sierの下請け企業への志望動機

貴社への応募理由は、真面目で几帳面な私の性格と合っていると思ったことです。

前職は、自分の明るい性格から営業しかないと思い保険の営業職に就職しましたが、営業をやってみると、相手の気持ちを必要以上に考え過ぎる私には、相手の気持ちを考えずに新規開拓をしていくことが向いてないとわかったため、たった2ヵ月という短い期間で営業をやめました。

その後、自己分析をやり直したところ「約束を絶対に守る」「相手のことを考え過ぎる」という性格は、モノ作りのほうが向いているということに気がつきました。また、私自身がガジェット好きということもあり、デジタルのモノ作りであるプログラマーを志すことにいたしました。

貴社の募集要項には、大手の官公庁のシステム開発とあり、官公庁に出入りするには私のような生真面目な性格と、また2ヵ月とはいえビジネス経験がある私がマッチしているのではないかと思いました。未経験な部分は、すでにプログラマーの勉強を開始しており、すぐに先輩方に追いつく自身があるので、どうぞよろしくお願いいたします。

筆者が営業からプログラマーに転職したのは、今から25年も前のことです。20代の若者が40代のベテランに何を言っても見抜かれるため、素直な気持ちを大切にして、なんとかプログラマーに転職することができました。その点は現代も一緒です。営業でなぜ上手く行かなかったのかなど、包み隠さず、カッコつけず表現し、そして足りない部分は、入社前の今から勉強していることをアピールしてみましょう。

③ 経理からプログラマーを目指す志望動機

経理とプログラマーには、仕事としての共通点があります。それは細かい仕事であることと、ミスが許されないということです。そのような点を上手くアピールできると、転職は難しくはありません。ここでは経理職の方が経理精算ソフト会社の開発職に応募するというシチュエーションで考えてみました。

◆経理精算ソフト開発会社への志望動機

貴社を応募した理由は、次の3点を活かせるのではないかと思った点です。

1点目は経理の経験です。私は2年間企業の経理業務をしてきたので、経理ソフトを使った実務経験があります。2点目は細かい仕事が非常に好きであり、プログラマーとして、この気質は非常に重要ではないかと思った点です。そして最後に自社の経理業務プロセスの改善を実施した経験があることです。

確かにプログラマーとしての経験は未経験ですが、貴社業務については深い理解がありますし、また数字と長い時間向き合ってきた経験は、貴社での開発経験に直結するものだと感じます。

Pythonに関しては、自分のPCで試せる環境を作って学習をはじめており、貴社で働くことを想定して日々過ごしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

もし、経理であれば、いまや経理ソフトのSaaSの会社は数多くあるので、そのような会社は常に開発者を募集しております。初心者がプログラマーとしてキャリアを始めたいのなら、少しでもご自身が経験している業界のプログラマーを目指した方が内定率が高くなります。

④ アパレルショップの店員からプログラマーを目指す志望動機

アパレルショップなどのサービス業からプログラマーを目指すのは容易ではありませんが、私の知り合いには、ニトリの店員からプログラマーになった人もいます。ここでは、アパレルショップの店員がベンチャー企業のプログラマーを目指すシチュエーションで志望動機を考えてみました。

◆ベンチャー企業(受託型アプリ開発)のプログラマーへの志望動機

貴社を応募した理由は、ベンチャーならではの厳しい環境に身を置けるのではないかと思ったところです。

私は今まで、IT企業とは全く異なるアパレルショップの店員をしておりましたが、そこでは朝早くから夜遅くまで仕事をしておりましたが、全く苦ではなかったです。若い時は服が好きでアパレル業界に入ったものの、将来このまま店頭スタッフを続けることよりも、他の形でアパレル業界に身を置けないか考えていたところ、私が普段から利用しているこのアプリが貴社の開発であることを知り、この度応募しました。

未経験ではありますが、すでにオンラインでPythonのコースを勉強しており、またレンタルサーバーを借りて、WordPressでブログも構築しております。思ったことはトコトンやり詰める性格ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

若ければ、未経験でも人柄が良ければプログラマーを目指すことも可能です。ニトリからプログラマーになった方も、非常に明朗で誰でも好きなるような人柄でした。しかし、志望動機でその点を伝えるのはなかなか難しいので、将来を真剣に考えていることや、すでにプログラムやITの勉強をはじめていることをアピールしてみましょう。

⑤ 主婦からプログラマーを目指す志望動機

私の知り合いのママさんで、スクールに通い資格を取得することで主婦から企業の開発部門に入社した方がいます。その方を想像して志望動機を作ってみました。

◆地方にあるシステム開発会社への志望動機

貴社に応募した理由は、私が通ったスクールでの学習内容と、そこで取得した資格を活かせるのではないかと思った点です。

私は子どもが中学に入学してから、3年間プログラミングスクールでJavaを学習しました。そこでは実際にJavaでECサイトやアプリケーションを構築しました。Linuxのサーバーで環境構築から始めて、アプリケーションの完成まで行った経験があります。

また、Oracle認定Javaプログラマーのシルバーも取得しており、貴社の一員になっても必ず戦力になる自身があります。地元のIT企業で長く働きたい夢があるので、貴社でその夢を実現したい次第でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

やはりスクール経験や資格がある方は、未経験といっても戦力として考えてくれる企業も存在します。また、地方は都市部よりも人材が不足しており、真面目な方は大歓迎です。

逆に主婦の方で全くの用意が無いという方は、費用が比較的やすいUdemyなどのオンライン学習を利用して、まずはプログラミングの勉強を始めてみましょう。ここで紹介した「Oracle認定Javaプログラマのシルバー」はカンタンに取得できる資格ではないのですが、ITには色々な資格があるので、そのような資格にチャレンジしてみるべきでしょう。

チャレンジをしてみることで何かが動きます!

未経験で気が引けている方も、まずは応募だけでもしてみてはいかがでしょうか?

例えば、3社だけに応募しても未経験だと書類選考も通りませんが、10社に申し込めば面接までいける可能性があります。ただし、有名企業ではなく地方のシステム会社がや規模が小さめの会社などを探してみましょう。

気を付けて!扱うプログラム言語はキャリアに超重要です!

筆者は、25年前にプログラマーとして社会人2社目をスタートしたのですが、当時はプログラム言語など「なんでもいいだろ!」と思っていました。

そして就職した会社で現場に配属されたのが「COBOLプログラマー」だったのです。COBOLというのは、50年以上前に開発された古の言語で、いまだに年金や国税のシステムとして採用されておりますし、みずほ銀行などの裏側の仕組みとしても使用されている言語です。

25年前はJavaやC言語が全盛の時代であり、何も知らずに筆者はCOBOLプログラマーとなり、2年たって一人前にはなったのですが、WEBやアプリとは無縁のプログラマーとなってしまい、その後プログラマーとしてのキャリアを諦めざるを得ませんでした。

そのため、流行りの言語のPythonであったり、WEBやアプリの言語の方が、プログラマーとしてつぶしが効くようになります。

まとめ

本日は、プログラマーの志望動機について5つのテンプレートを用意いたしました。完全にそのまま使えるものはないと思いますが、部分的に活用できる点もあると思いますので、是非あなたの就職活動に活かしてみてください。

あなたの転職活動が上手く行くことをお祈り申し上げます。